01. Finuala
02. Serinette
03. 白蝶花 2013 Ver.
04. Carnelian
05. 靈夢 2013 Ver.
06. Blue Jade
07. 浮舟
08. Aphelion
09. Калина
10. 芙渠
11. ボーナストラック
次作「Erinn」からシングルカットされた曲。 フィノーラを種島アリスさん、イードをLUIさん、フィアクラを森野木々さん、コーンを花月ねむさん、男性語り部オシェンをトーマスGさん、 継母エヴァをまめやろうさんが演じたアイリッシュメタルになります。メイン歌唱である種島アリスさんの歌唱は、明瞭な発声でハキハキ、フィノーラという姉らしい責任感ある雰囲気、 ニュアンスも出て、とても良かったと感じています。
初出は2011年10月29日で、正式にCDに収録されたのは二度目になります。 時系列で言えば、L'Oiseau Bleu→Serinette → L'lris → Blue Jadeという事で、すべて青色、青い鳥だったり、青い薔薇が背景にあったりで、 基本的に鮭子さんと手がける曲は、メロスピとほんのり民謡調が合わさった曲というのが多めです。この曲については、トランス系のシンセが入ったりで、 いくつかのパートで冒険しています。間奏のギターとストリングスをあえてぶつけてみたりとか、アウトロ後でピアノが不協して次に続く形で綺麗に終わらなかったり、続きに続くという曲です。 鮭子さんの歌は、独特な憂いを帯びた歌声でこの曲のメロディとぴったりかなと思います。
2012年の春M3での表題曲になります。変更点は、英語歌詞が日本語に変わっていたり、 ほんのちょっとだけ、ギターソロ後で英語コーラスが新規で入ったりとか、 前よりもより聴き易さを追求したりとか、大胆に変わった事はないのですが、 今でも雪な感じ、冬~春に移り変わる季節感と白蝶花が咲き乱れた感じに、 森野さんの歌はぴったりだと、そう感じています。
男性ハイトーンのヴォーカリスト彰さんと、初めて収録をしたのが、この楽曲でした。 お互いにX信者同士という事で、CDとして収録となる迄2年弱掛かりました。歌詞が、男性視点とも言えるもので人称が「俺」だったりで、ある意味飾りっ気が一番ないので、 とりあえず、突っ走れ、という感が一番強い曲かなとそう感じています。 一般の成人男性では、歌う事がかなり困難な曲で彰さんの歌は、とてもマッチングしていると思います。
2010年秋M3で頒布された「Parsifal Act1」のものをリプロダクション、そして二胡をt.t.さんの生音で、 長老さんの詠唱が新規で収録されました。PAGECOさんと初めて収録をした曲がこの曲で、今迄の和メタルの中でも、とにかく絶えずキーが高い事もあって、沢山パゲラートが聴けます(笑) 和メタルの原点とも呼べるこの曲ですが、今聴いても凄い当時頑張ってたな、と感じる労作になります。ストレートにカッコよさが出ている曲かなと思います。
この曲は、一度ボカロのIA仮歌Ver.後日2nd MIXという状態で、Web配信を行っていて、やっと今回CDの収録曲になった曲になります。 なので、公式を追って戴けているリスナーさん、ファンの方であれば三つのヴァージョン違いを所持されていると思います。そして、この曲は収録者が凄く多いです。 メイン歌唱を鮭子さん、英語の語りを莉音さん、バックコーラスを森野さん、フルートをぴえーるさん、オーボエをほうけものさん、クラリネットをヘロヘロさん、 男声クワイアを長老さん、ソプラノ独唱を花月ねむさん、女声クワイアをまめやろうさんが参加しています。曲そのものは、デモや2nd MIX段階では、もっとクワイアが多かったのですが、 あまり装飾をせずに、ギターが刻まれる質感を少し強調したかったので、ストリングス推しの曲になっています。 自分の中では、最後の英語で呟いている事がすべて、といいますか、この曲からTomorrow is another dayに続いてゆきますよ、という色々なものの要素、過去の走馬灯とも言えるそういう曲かなと感じています。
今年の京都Mコミで頒布された「PAGECOMPILATION」 「源氏幻箏組曲 『宇治十帖』編 ~浮舟~」のリプロダクション、二胡収録をしたものになります。 アレンジ上の変更という事は特にないです。PAGECOMPILATIONの歌詞カード内だと、歌詞の和訳(意訳)ページに飛べるリンクが記載されている、という裏情報をここで書きます(笑) 話しの中身が暗いものを、源氏物語から派生した楽曲になりますので、靈夢とはまた違ったPAGECOさんの歌声が楽しめる一曲かなと思います。
前作「白蝶花」のThaleiaから、半音下げチューニング、リプロダクション、アレンジ変更、Kakeruさんによるホルンの生音収録、 まめやろうさんによるギリシア語コーラスの新規収録を行い、改詞、改題された曲になります。とても雰囲気が変わりましたが、彰さんの歌を含めてほんの少し異国情緒もある疾走曲になって、 とてもカッコよくなったなと感じています。
オレオレウサギ ぎゃぷいち氏主催コンピ Kaleidosc[A]peにて寄稿したKalafinaメタル(公開時周りがそう言っていた!あくまでも周りが!です) 総勢7名のヴォーカルパートがある、ウクライナやロシア民謡、フィントロールなアコーディオンを配した曲です。遠井さんのフルートやfoolenさんの独唱、 その他聴き所が沢山あるかなと思います。寄稿したVer.のWav版がフリーでDL配信されてます。本作での収録されたものはアレンジ変更は特にありません。 アルバム用のリプロダクション、そして1パート種島アリスさんが新規で収録している形になります。
前作「白蝶花」で、四つ打ちやミディアムの曲を収録していったのですが、今までバラードを一つのアルバムに配した事がありませんでしたので、 今回最後に置きたいなと、ボーナストラックが事実上ラストの曲なのですが、アルバムとしては、この曲がラストという扱いになってます。 チェロだったり、パーカッションを入れても良いかなと、最初感じていたのですが、実は私はXのバラードが殆ど好きで、 ピアノで言えばUNFINISHEDという曲も好きで、ただ… 正直バンドサウンドが入るというよりは、破滅に向かってやライヴで行うピアノ+ヴォーカルなシンプルな方向性が好みで、 この曲についても、Kiroroなシンプルさでいきたかったです。莉音さんの歌は、どちらかと言うと、装飾が多い曲は裏目、逆効果になるケースが多いので、 それだけ、歌単独でのメッセージ性が強いので、歌メロと歌声を強調したかったのでピアノだけにしました。一度、パーカッションを入れて、 キーが違う形でガールズハイ!というWeb百合ドラマ企画でEDとして出してました。