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With Or Without You

セルフライナーノーツ

01. Ouvertüre
02. Demian
03. Töten Glocke
04. Klage
05. Prologue
06. Tempest
07. Asymmetry
08. Undine
09. Missing Piece
10. Lieben Sie mich bitte
11. Liedesend
12. Das tier in mir
13. After all xxx
14. Tomorrow is another day
15. With or Without You
16. ボーナストラック

01. Ouvertüre

2曲目「Demian」へ導くための序曲的なものです。各収録曲で使われた歌や語りをちりばめて、莉音さんが呟いているのがポイントです。

02. Demian

4曲目Klageと同系統の曲で、そのKlageの発展形を目指した曲でした。歌の収録そのものは、2010年6月からはじめていきました。 過去最大に通しでのリテイクが多かった曲です。ストリングスの配し方が、特に初期の作風で、今であれば、全く異なる管弦楽法でアレンジしますが、 その当時での雰囲気が出ていたので、アレンジの手直しはあえてしませんでした。所々で長老さんやまめやろうさんのクワイア Kakeruさんの金管演奏でより広がりが出た印象です。本来は、2010年の夏コミで出す曲でした。

03. Töten Glocke

2010年夏コミでの新譜を落とした時に、KlageやDemian等を基調とした漫画+CDという少し特殊な声劇音源を出す起案をたててました。 その企画内で想定していた演技の曲の抜粋です。零れ話としては、OVAでコゼットの肖像という作品があるのですが、そこでドイツ詩人 リルケの詩を読み上げるというシチュがあって、 効果音と声だけというのも面白いな、と思ってやってみたのはありました。

04. Klage

2010年5月5日、鮭子さんのL'Oiseau Bleuと、同時にこのKlageのシングルを頒布した事が、ΜΟΟΥΣΕΊΟΝ(旧名M∞USEION)のはじまりでした。 ある意味原点とも呼べる曲です。初期萩尾望都さんな世界観に、ヘルマンヘッセやリルケな詩と、Thy MajestieとНефелимが混ざった感じ…といいますか、 16小節で一区切りというもの一般的な大仰しい交響曲な響きのあるシンフォニックメタル、という訳ではなく、古楽や室内楽に寄った感じの曲になるでしょうか。

05. Prologue

A midsummer night's dreamという曲名で、2010年夏コミで収録される予定だったインストです。次曲であるTempestに繋がる形で少し原曲を加工する事になりました。 一度だけ、S.C.U.M.悶絶サミットで用いました。フルだと長めな曲になるのですが、いつか機会が出ましたらフルで披露したいと思います。

06. Tempest

初期作風の癖がとても出ています。同じ歌メロなのですが、転調を繰り返して、物凄くキーが高くなってゆくという曲です。 ベートーヴェンのテンペスト、シェイクスピアの嵐 色々なものを織り交ぜた曲で初出が2010年5月5日にボカロで無料配布した音源に収録されていました。

07. Asymmetry

この曲は、本来2010年夏コミで出す予定でした。今迄でこういった形で出る迄は、S.C.U.M.の悶サミ、前作「白蝶花」で彰さんソロとして出ていますが、 まずはじめに収録したのがft.莉音としてでした。トランペット、ホルン、クワイア部分が差し換え収録されています。

08. Undine

本作で一番物語音楽という作風に寄っている曲かなと感じています。 詳しくは、フリーでWavを配信しているページ(※2017年現在配信終了しています)がありますので、そちらで解説しています。 フリー版との違いは、遠井さんのフルートが収録されている事と少しリプロダクションされてます。

09. Missing Piece

初出が2010年の冬ぐらいだったと記憶しています。その時点では、担当しているヴォーカルと歌詞が異なっていました。少数ですが、冬コミで無料配布された事もありました。 その後で、改詩をして莉音さんに収録して戴く事になりました。原曲は、バンドサウンドではなくて四つ打ちでした。ただ、DASEINというユニットが存在していて、 トランス系やダンスミュージック要素があってもバンドサウンドと合わせる事が出来るかもしれない、と思い実践した曲です。想像を絶するほどに、ホロホロしたシンセ音とバンドサウンドの相性は悪くて(爆 MIXがシンフォニックメタルよりも難航しました。中間の英語歌唱+ピアノ、イントロ後でのまめやろうさんのコーラス辺りが聴き所だと思います。

10. Lieben Sie mich bitte

何故(莉音さんと)こういう曲を沢山やらないのですか?と言われても不思議ではない古楽曲になります。 歌詞は、莉音さんの造語になります。彼女の歌声の美点がとても出ていると思います。

11. Liedesend

2010年5月5日のKlageシングルに入っていたインストです。 リプロダクションされています。比較的ダークですよね。暗めといいますか・・・

12. Das tier in mir

この曲の冒頭、昔にブラームスのピアノ協奏曲第1番 第3楽章のフレーズが凄く好きで、 いつかそういう感じのを出来ればいいな、とか思いながら、この曲のイントロはホントに降ってきたんです。ただ、結構古いんです。2009年?ぐらいにイントロは存在していたと思います。 現行のヴァージョン迄に持ってくるのが、本当に大変でした。それでも、まだ理想には追いついていない、と言いますか… Tomorrow is another dayと同じく、現状で10分は超えている大曲なのですが、 今の自分では、まだ完全版には出来なくて、未完成で完成されたものを一旦形にしているというのが現状です。 後1、2年後では、完全版として形にしたい、という切なる願いは持っています。 それだけKlageやDemianの進化版と言いますか、かなり大切にしている曲です。

13. After all xxx

次曲TIADのピアノ版を少しだけ収録した時期がありました。 メトロノームやMIDIとかの同期なしで、KORGの88keyのシンセで私が演奏しているので、 ちょっと、リズムヨレてます(爆 2011年の春ぐらいでお互いでリアルタイムに収録していました。

14. Tomorrow is another day

この曲は、2010年5月5日 L'Oiseau Bleuシングルのラストでボーナストラックとして、インストとして入っていたのが初出になります。 鮭子さんとして、2012年に一度デモとして出しました。莉音さんVer.というのは、2011年春手前であって、今回は、クワイアや金管を差し換え収録していたりと、 少しオケが異なります。Das tier in mirと同じく、現状で10分を超えている大曲ではあるのですが、今の自分で形に出来る所迄を、形にしている、という感じです。 完成形がどれだけになるか、というのがまだ見えないそういう曲です。 いつか、この曲も完全版として形にしたい、という強い希望は持っています。

15. With or Without You

前作「白蝶花」でミディアムの曲を手がけてまして、バラードをやってみたい、と凄く感じるようになって、 本格的に思い切って書いてみたのがこの曲です。自分の中では、一番悔しい思いをした曲かなと感じています。 今でも、理想としてはこうだった、という想いがあって、ただ… またバラードを書く時でこの曲を超えられるか 自身で課したハードルを打破出来るか、大変だろうな、とは思うのですが出した以上は、いつか乗り越えないとならない、そう感じています。 歌については、寂寥感がぴったりで、フルート、オーボエの絡み、ドミネさんのクリーンギター とても良い仕上りになったと思います。 英語のリーディングが多めなのもポイントです。